【伝泊 古民家】〜集落住民と正月の暮らしと食を体験〜 島の暮らしを体験する宿でハレの日を祝う「奄美のしょうぐわつ(お正月)滞在」プランを提供 | 期間:2023年1月10日~2月28日 |

鹿児島県の離島・奄美大島の集落文化を体験できる宿「伝泊 古民家」(運営:奄美イノベーション株式会社)では、2023年1月10日~2023年2月28日の期間、奄美に伝わるお正月の過ごし方を集落住民と一緒に体験する「奄美のしょうぐわつ(お正月)滞在」プランを3回にわたり販売します。
奄美大島には、しょうぐわつ*などの「ハレの日*」にだけ食べる伝統料理「三献(さんごん)」があります。もともと日本料理の一つの本膳料理でしたが、奄美大島では正月におこなわれる行事としていまも根づいており、奄美の各家庭では元日にこの「三献」を食べ、新しい門出を迎えられたことを祝います。
本プランは「伝泊 古民家」の「高倉のある宿」「はたおり工房のある宿」の2棟に限定して開催します。
奄美伝統の「三献」を集落のおばぁと一緒に作り食べる料理体験を通じて、新しい一年の門出祝いを楽しんでいただくとともに、奄美大島のお正月の風習をご堪能いただけます。また、シマに伝わる伝統的な遊び「ナンコ遊び」を黒糖焼酎とともに愉しむ一夜は、まるで島民になったかのような特別な旅の思い出になるでしょう。
*しょうぐわつ…奄美の方言で、お正月のことを指す。
*ハレの日…奄美の方言で、お祝いの日やめでたい日のことを指す。
背景
昔は日本各地でも行われていた「三献」。今でも風習として根づいている奄美大島では、各家庭で元日に「三献」を食べ、新しい門出を迎えられたことを祝う意味が込められており、一年を通して元日や結婚式などのお祝いの席にしか食べられない希少な伝統食です。
しかし、現在は三献を食べない家庭が増えてきていたり、集落・家庭によって三献を食べる手順が異なったりと、集落の習慣や文化が変化し薄れてきています。奄美大島には約360もの集落があり、それぞれに特徴が異なります。この各集落によって異なる方言や行事、島唄、生活習慣などの集落文化を守り、伝え、後世につなぐことを使命とする伝泊では、お正月の風習も集落文化の一つととらえ、奄美大島のお正月の風習を広く知ってもらうことで今後も集落の日常として継承したいと思い、本プログラムを開発しました。
また、三献はお祝いごとでしか食べられない希少な料理で、島内の飲食店でも提供しているところが少なく、滅多に観光客が触れられる機会がないため、気軽に奄美の伝統文化を体験いただけるようにお正月が過ぎた時期での開催をする運びとなりました。
「奄美のしょうぐわつ(お正月)文化を愉しむ体験」の内容
特徴①京子おばぁの味「三献」を味わう~島のおばぁと三献を作らんば体験~


【体験の内容】
本体験では、「三献」のつくりかたを笠利町・里集落の京子おばぁから教わります。ただ作って食べる体験ではなく、島の日常的な生活の一部として、京子おばぁが実際に家庭で作るレシピや材料、実際に食べる手順など、集落の風習に則ったリアルな暮らしを味わっていただけます。京子おばぁの手書きレシピを添えて提供します。※エプロンや三角巾について、伝泊や体験元からの貸し出しは行っておりませんので、あらかじめご了承ください。
【三献 とは】
奄美大島の年中行事の中で、特にお正月は大切な行事とされています。お正月は福をもたらし、神様をもてなす行事であり、集落住民は、五穀豊穣や家族の幸せを祈願します。三献は3種類の料理をつくり、一の膳に餅の吸い物、二の膳に刺身、三の膳に肉の吸い物を食べる儀式。地域や家庭によって具材や食器、出される食事の順番が異なることもありますが、どの地域でも独自のしきたりを大切に後世に伝えています。島のおばぁと会話を楽しみましょう。
特徴②島っちゅと遊ぶ奄美の伝統遊び「ナンコ遊び」体験
【体験の内容】
奄美大島北部・須野集落では、元旦にみんなで集まって神社の前で「ナンコ遊び」を行います。今回は滞在する宿にて開催します。島の言葉が飛び交ったり、奄美ならではの地酒や黒糖焼酎を飲んで陽気に楽しんだり、自然体な島っちゅの姿も合わせて楽しめます。まるで集落住民になったかのように、お正月のゆったりとした時間を過ごし、島っちゅとの交流をご堪能いただけます。
【ナンコ遊び とは】 奄美に古くから伝わる酒席での遊びで、1対1で向かい合い、相手が握っている棒の本数を当てて、点数制で勝ちを競い合う伝統的なゲームのこと。


特徴③奄美お正月の風物詩「ナリムチ」を鑑賞
奄美では、旧暦の14日に「ナリムチ(ナリモチ)」を作る風習があります。ブブ(別名:リュウキュウエノキ)の枝に、赤・緑・黄色などに色付けた餅を小さく四角にちぎって飾り付けて、家の四隅に飾ります。そこから「金がなる木」に見立てて商売繁盛や家内安全の意味合いを持つようになりました。 寒々しい冬の床の間に飾られるナリムチは、まるで花が咲いたようなかわいらしさと明るさが特徴的です。本プラン期間中はお部屋にナリムチを装飾します。奄美に伝わる伝統文化を身近に感じていただけます。

「奄美のしょうぐわつ(お正月)文化を愉しむ体験」の内容
・予約期間:2022年12月10日~2023年2月1日まで
・販売期間:第一回:2023年1月13日〜15日、第二回:2023年2月3日〜5日、第三回:2023年2月17日〜19日 の2泊3日のご宿泊にて承ります。
・対象の宿泊施設:伝泊 古民家(対象:「高倉のある宿」「はたおり工房のある宿」の2施設)
・料金:25,000円〜(2名利用時1名分料金 / 税込) ※料金はご予約日によって変動します。
・定員:1日1組限定(1組 2名~6名まで)
・予約:2022年12月10日から予約受付を開始します。まずは、伝泊総合フロントまでお問い合わせください。
※予約はチェックイン希望日の14日前までにお申込みください。
・内容:「伝泊 古民家」での宿泊2泊3日(一棟貸し)、三献作り体験、ナンコ遊び体験
・お客様にご準備いたくだもの:エプロン、三角巾
・備考:本プランの対象の宿泊施設は、奄美大島の「伝泊 古民家」(高倉のある宿・はたおり工房のある宿)です。奄美大島のその他の宿泊施設、加計呂麻島の宿泊施設、徳之島の宿泊施設は対象外となります。
<京子おばぁの味「三献」を味わう~島のおばぁと三献を作らんば体験~>
・開催日:ご宿泊日の2日目(中日)に催行いたします。 ※日程変更不可
・開催時間:10:00~13:00 ※時間変更不可
・所要時間:3時間
・開催場所:ご宿泊の宿(「高倉のある宿」「はたおり工房のある宿」の2施設)
・定員:2~6名
・予約:チェックイン希望日の14日前までにお申込みください。
・体験内容:①里集落の京子おばぁによる料理体験
②食べる手順など集落の風習に則ったリアルな暮らし体験
③三献をお家で作るための手書きレシピをプレゼント
・お客様にご準備いたくだもの:エプロン、三角巾
※エプロンや三角巾について、伝泊や体験元からの貸し出しは行っておりませんので、あらかじめご了承ください。
<島っちゅと遊ぶ奄美の伝統遊び「ナンコ遊び」体験>
・開催時間:18:30以降 ※下記「ご予約方法」をご確認の上、ご希望の開催時間をお伝えください。
・所要時間:約1時間
・開催場所:ご宿泊の宿(「高倉のある宿」「はたおり工房のある宿」の2施設)
・定員:2~6名
・予約:チェックイン希望日の14日前までにお申込みください。
・体験内容:①集落住民のレクチャーによる伝統文化体験
⓶奄美ならではの地酒・黒糖焼酎を味わう
・備考:料金には飲み物代(黒糖焼酎、お茶など)が含まれます。お酒を飲みながら体験する酒席での遊び体験となりますので、食事などはお客様の方で事前にご準備をお願いいたします。
滞在スケジュール
【1日目】
・15:00 チェックイン
・16:00 集落散策
・17:00 宿に戻り、部屋の装飾「ナリムチ」を鑑賞
・18:00 食材セットで郷土料理を堪能
・22:00 入浴
・23:30 就寝
【2日目】
・08:00 起床
・10:00 京子おばぁと「三献」料理教室
・13:00 体験終了
・13:30 京子おばぁにお手紙を書く
・14:30 〜自由時間〜
・18:00 夕食や「ナンコ遊び」で飲むお酒・飲み物などの買い出し
・19:00 集落住民による体験プログラム「ナンコ遊び」
・20:30 体験終了
・21:00 入浴
・22:30 就寝
【3日目】
・06:30 宿から徒歩圏内の海へ散歩、日の出を眺める
・07:30 見晴らしのよい厳島神社(須野集落)へ散策、日の出を鑑賞
・10:00 チェックアウト
ご予約方法
以下、ご予約から予約確定までの流れをご説明いたします。
1)下記7点のご予約内容を記入の上、下記メールアドレス宛てにお申込みください。
<ご予約内容>
①宿泊希望日(例:チェックイン2023年1月13日・チェックアウト2023年1月15日を希望します)
②「ナンコ遊び」体験 予約希望日(*ご宿泊日の1日目および2日目の18時30分以降の予約が可能です)
※三献作り体験はご宿泊日の2日目(中日)の10時〜13時の開催となります。日程変更はできかねますの
で、あらかじめご了承ください。
③お名前
④宿泊人数
⑤各体験プログラムの参加人数(例:料理教室→2名、ナンコ遊び→3名)
⑥連絡先(電話)
⑦連絡先(メール)
⑧ご希望の宿泊施設(「はたおり工房のある宿」もしくは「高倉のある宿」の空室のある宿泊施設でご案内をさせていただきます)
<メールアドレス>
amami@den-paku.com(伝泊フロント)
※この時点では予約は確定されておりませんのでご注意ください。
※ご予約状況に応じて場合によりご希望日のご案内が出来かねますので、事前に候補日をいくつかご提示くだ
さい。
2)ご予約の可否の確認
宿泊施設の空室状況、および、体験ホストへご希望の日時での催行が可能か確認をいたします。
弊社からの連絡をお待ちください。
3)ご予約の可否のご連絡
体験ホストから受け入れ可否の回答が弊社に到着次第、ご予約の可否をメールまたはお電話にてご連絡をいたします。
<ご予約可能の場合>
「予約確定メール」が送信されます。必ず内容をご一読ください。
<ご予約不可の場合>
予約不成立のご案内メールが届きますので、内容を必ずご確認ください。
4)お支払い(予約確定の場合)
ご予約確定のお客様は、ご宿泊料金のお支払いをお願いいたします。
お支払い方法については、当社指定口座へのお振込みによる事前のお支払いのみ承っております。
5)チェックイン(予約確定の場合)
チェックイン日当日、当宿泊施設のフロント「まーぐん広場」1階までお越しください。
「まーぐん広場」にてチェックインのお手続きをさせていただきます。
・住所:鹿児島県奄美市笠利町大字里50-2
*キャンセルポリシーについて
一週間前までのキャンセルは、キャンセル料はいただいておりません。その他のキャンセルにつきましては、
下記のように定めさせていただきます。
一週間前~当日キャンセル・不泊によるキャンセル | キャンセル料 100% |
8日前までのキャンセル | キャンセル料なし |
「伝泊 古民家」の概要
伝泊 古民家とは、「伝統的・伝説的な建築と集落と文化」を次の時代に伝えるための一棟貸しタイプの宿泊施設です。奄美の風土に根ざす伝統建築を再生した宿で、集落が紡いできた物語にふれる滞在体験を提供します。2022年5月現在、奄美大島に8棟、加計呂麻島に2棟、徳之島に6棟の宿泊施設を展開しています。
~「高倉のある宿」「はたおり工房のある宿」は「伝泊 古民家」の一棟として運営をしています~
【高倉のある宿 概要】
・住所:鹿児島県奄美市笠利町須野95(駐車場あり)
・部屋:一棟貸し・和室(禁煙)
・定員:1〜8名*
・URL:https://den-paku.com/kominka/kominka_suno
・備考:本プログラムは、企画の都合上、定員を6名様までとさせていただきます。

【はたおり工房のある宿 概要】
・住所:鹿児島県奄美市笠利町里上里2-1(駐車場あり)
・部屋:一棟貸し・和室(禁煙)
・定員:1〜8名
・URL:https://den-paku.com/kominka/kominka_sato

<伝泊の取り組みをもっと知りたい方は以下をご覧ください>
伝泊は、「伝統的・伝説的な建築と集落文化」を次の時代に伝えるための宿泊施設です。3種類の宿泊施設『伝泊古民家』『伝泊 奄美 ホテル』『伝泊 The Beachfront MIJORA』と複合施設『まーぐん広場』の運営を通じて、観光客と集落住民の交流を促進するまちづくりに取り組んでいます。
■「伝泊」公式WEBサイト https://den-paku.com/about-den
■「伝泊」まちづくりの取り組み紹介パンフレット https://onl.tw/uzkNpJ8
<本件に関する問い合わせ先>
奄美イノベーション株式会社 広報課(担当:佐々木・岡村)
MAIL:media@den-paku.com
※メールにてお問合せをお願いいたします。