伝泊の
SDGs

[2021年]国際的なエコラベル「グリーンキーエコラベル」の取得を実現することができました!

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2021年12月、「伝泊」の運営する4種類の宿泊施設『伝泊』と複合施設『まーぐん広場』が、このたび国際的なエコラベル「グリーンキーエコラベル」(Green Key)を2つ取得しました。

「グリーンキーエコラベル」とは、環境に配慮したホテル・レストラン・キャッピング場などに付与される国際的なエコラベルのこと。
今回、新築の宿泊施設「伝泊 The Beachfront MIJORA」と、改修をコンセプトにした宿泊施設「伝泊 奄美 古民家」「伝泊 奄美 ホテル」「伝泊 フレンドリー」の3種類の宿、それぞれにおいて、2つの「グリーキーエコラベル」の取得に至ることができました。

当社では、今回のエコラベル取得を契機に、今まで以上に奄美の豊かな自然と集落文化をオーバーツーリズムから護りつつ、奄美の自然と集落と人に寄り添う宿泊施設の運営を目指して、継続的な環境への取り組みを続けてまいります。

伝泊のサスティナブル・ポリシー〜持続可能な観光を目指して〜

世界自然遺産に登録された奄美大島は、独自の自然環境と集落の文化が混然一体となった「環境文化」を誇る地域です。
伝泊は、自然の恵みを享受し保全していくこと、集落の文化をオーバーツーリズムから守り、これまで以上に発展させていくことを両輪としていきたいと考えています。
そのために、下記4つの項目を柱として、地域の人々の心に寄り添うこと、自然環境の魅力を掘り起こし旅行者と地域住民両者へ伝えることに取り組んでいます。

A:持続可能なマネージメント :地域住民、地域組織との連携
B:社会経済的サスティナビリティ :福祉との連携
C:文化的サスティナビリティ :伝統工芸との連携
D:環境的サスティナビリティ :環境負荷の低減

私たちは、奄美の未来を担う子どもたちが大人になったときに、従来よりも美しい奄美を残し、手渡すために、いま、持続可能な観光を中心とした取り組みを継続しています。

A:持続可能なマネージメント(地域住民・地域組織との連携)

a.経営方針

鹿児島県 奄美大島は、太古から育まれてきた大自然と多様性が着目され、2021年に世界自然遺産に登録されました。
また、360もの異なった集落文化で成り立っていることは、奄美群島の極めて高い価値だと捉えています。
その集落文化を持続させるために、まちづくりの基本となる施設として、空き家である古民家7棟・スーパーマーケット・カラオケボックスを改修した宿泊施設、高齢者施設、食堂、ショップ&ギャラリー、コインランドリーを2016年から運営しています。

古民家/既存建築物を利活用して宿泊施設として運営することは、物理的なCO2排出を低減させるだけではなく、雇用を介して地域経済の持続的発展、併せて提供する地域の伝統文化などの体験プログラムと共に地域文化の保存を主目的とした「まちづくり」としての取組みです。

これらのまちづくりを経済的に成り立たせるために、2019年からは海沿いに高級ヴィラ13棟やレストランを含むリゾート施設を設けています。
この施設が会社全ての利益の7割を生み出しており、これら大きく二つの取組が両輪となることで初めて、「まちづくりの推進」と
「持続的経営」を成立させることを可能としています。

b.ステークホルダーへの参画

当施設の目的のひとつには、地域の住民が主役となり、次世代に美しい奄美を残していくことが挙げられます。
食材の調達や、体験プログラムの担い手として、地域で活躍する関係者と密接な関係を構築しています。

【行動指針】
1.食材などの調達
二箇所に設けられた食堂及びレストランと物販販売に関しては、全て自社経営で行っており、地元産の食材及び商品が約80%以上を占めています。また、現在参画している食材提供の農家畜産関係者、漁業関係者は全て地元住民及び企業で構成されています。私たちの施設の拡充に伴い、より地元関係者の枠を拡げ、地域に利益を還元させる予定です。

2.集落住民との連携
40以上の体験プログラムは、地域住民が担い手となり、旅行者へ提供を行っています。

c.負荷と変化の管理

当施設は環境・社会経済・文化面におけるメリットを最大化し、あらゆる負の影響を最小化するマネジメント(管理計画)を行います。
マネジメントは複数年の計画であり、定期的な見直しをします。

【行動指針】
1.住民への配慮
当施設は住民から要望されたことをベースに、空き家を改修して施設等を運営しているため、集落住民に歓迎されており、街に負荷を与えるものではありません。また、同時に各施設の100m圏内の空き地を整地して駐車場を30台分確保しているため、交通の妨げにならないよう配慮して運営を行っています。

2.景観への配慮
高級ヴィラは、海辺の荒地であり、近隣に自然被害をもたらしていた場所を整地して建てた施設です。
全ての建物を平家で構成することで地域に溶け込ませ、景観と集落住民に配慮した計画及び設計となっています。

B:社会経済的サスティナビリティ (福祉との連携)

空き家を活用した宿泊が集落を活性化させ、改修したコインランドリーが集落住民の洗濯の負担を軽減させ、食堂および広場が集落住民へ食と交流の場を提供しています。
その運営のために地元雇用も30人以上生み出しており、奄美大島北部で最大の民間企業となっており、さらには、地元工芸作家や職人と連携した作品を販売し、伝統技術の継承のためのワークショップの開催にもつながっています。

まちづくりをベースとしている私たちの会社は、相互の理解及び連携した上での地域活性が重要だと考えます。
「誰一人取り残さない」というSDGsにもつながるコンセプトをもとに、まちづくりの拠点となる広場では、小さな子どもたちへの学童や塾の定期的な開催や、集落住民に向けた伝統的料理を提供する食堂の展開、社会的弱者となりえる障がい者支援施設や高齢者施設(有料老人ホーム・デイケア・訪問看護の3種類)の運営を行なっています。
この広場は、コワーキングスペース、イベントスペースとしても活用され、地域から求められている機能が充実しています。

C:文化的サスティナビリティ (伝統工芸との連携)

私たちのまちづくりの拠点となる広場は、江戸時代には歴史的な中心地として栄えていたため、重要な文化遺産が多く残っています。
そのガイドを行う地域の人たちと連携した観光客への体験プログラム提供や、空き家を宿泊施設によみがえらせることでの古民家の保存に貢献している。また伝統的な歌や踊りを継承するために広場での定期的なイベントを行なっています。
さらに地元の美術館とともに「大島紬」という伝統的織物の活性化及び職人の技術継承、昔ながらの伝統技術の復活の推進も行なっています。

D:環境的サスティナビリティ :環境負荷の低減

a.自然遺産の保全

私たちの地域から車で1時間の場所に世界自然遺産があります。
国や行政の管理下の元にエコガイドツアーが執り行われてるため、オフィシャルな組織との連携、紹介及び斡旋を行っています。

b.資源のマネジメント

施設ごとの消費エネルギーの数値化をできるだけ行い、見える化することで社員一丸となって削減に努めています。

c.廃棄物と排出量の管理

全施設においてできる限りのノンプラスチック化を図っており、スタッフによる定期的なビーチの清掃、プラスティックゴミの回収による景観の保全を行なっており、海中のプラスティックゴミの清掃も部分的に開始しています。
また、2つのレストランと宿泊施設から出る生ゴミのほとんどをコンポストに回収しており、自社の畑の肥料として使うことで無農薬の野菜やハーブを生産し、食材として活用することでアップサイクルを実現しています。

具体的な施設での取り組み

・ペーパーレスへの促進(タブレットでのスマートチェックインの導入 等)
・リネン交換回数の削減(連泊の宿泊客へのリネン交換の対応を3日に一度としております )
・日中の節電、エアコンのecoモード設定(電気をこまめに消す、タオル保管庫のエアコンのecoモード設定 等)
・備品のノンプラスティック化推奨

代表 / 山下 保博のメッセージ

日本には「八百万の神」と言う言葉がある。古代の日本人は、山、海、木、太陽、動物、火、風などあらゆる自然現象に、神々しい「何か」を感じ崇めていくこの言葉を生み出した。
どんなモノやコトにも神が宿っているということ、あらゆるものにリスペクトする精神を持っているということ。
そしてこの感覚を今日まで脈々と受け継いできた場所、それが奄美大島である。

何万年もの間受け継がれてきたその自然は、いよいよ2021年世界自然遺産に登録された。
美しい自然と誇りを護り、世界中の人々へその魅力を実感してもらうことは、街づくりと宿泊施設運営を行う私たちにとっての挑戦であり、使命である。

またその豊かな自然の恩恵を享受し、ある時は厳しい一面に晒されてきたこの島の住民は、いつも自然とともに文化を育くみ、そして支え合って生きてきた。

集落間で歌や踊り、言葉が異なっていること、誰にでも元気に挨拶すること、同じ集落の人を家族のように思うこと、そんな何気ないこの文化や風景を持続させることこそ重要である。

誰一人、何一つとして見捨てられる物があってはならない。
私たちは奄美の自然と集落と人に寄り添い、ともに育みます。

奄美イノベーション株式会社 代表取締役
山下保博

 

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