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鹿児島県の離島・奄美大島の集落文化を体験できる宿「伝泊 古民家」(運営:奄美イノベーション株式会社)では、旧暦の八月にしか行われない希少な集落のお祭り「八月踊り」を、いつでも体験できる体験プログラムとして提供します。
「八月踊り」とは、集落によって様々なスタイルがありますが、集落内の皆が来年も豊作に恵まれて平穏に暮らせるよう、神々に感謝と祈りを捧げて祝福し合う集落の伝統行事のことです。この数百年以上もの間各集落に受け継がれている「八月踊り」を後世に残そうと活動している須野(すの)集落の「八月踊り保存委員会」と、島民といっしょに八月踊りを満喫する体験です。
本体験プログラムは「伝泊 古民家」の一棟「高倉のある宿」にて開催します。宿の庭に佇む高倉を囲んで、三味線や太鼓が奏でる奄美音楽に合わせて踊り、唄い、酒を交わし、集落住民と笑いながら過ごす一夜は、まるで島民になったかのような特別な旅の思い出になるでしょう。
「八月踊り」は、集落内の皆が来年も豊作に恵まれて平穏に暮らせるよう、神々に感謝と祈りを捧げて祝福し合う集落の伝統行事のこと。年に一度、旧暦八月の時期にしか行われないため、旅先で出会えたら幸運。希少な集落文化の一つです。
奄美大島北部の笠利町では特に盛んで、本体験プログラムは、笠利町の「須野(すの)集落」の「八月踊り保存委員会」協力のもと、提供が実現しました。
本体験プログラムでは、「伝泊 古民家」の宿に泊まりながら、集落住民といっしょに八月踊りを体験します。三味線や太鼓が奏でる奄美音楽に合わせて踊り、唄い、酒を交わし、集落住民と笑いながら過ごす一夜は、奄美大島以外のどこにもない、特別賑やかな滞在で、人と人との温かいつながりを感じさせます。
【奄美大島の集落行事「八月踊り」とは?】
奄美大島の人々には、昔から、旧暦の八月を「新年」ととらえ、収穫期の早い南国の農歴に合わせ、収穫を終えた時期に年があらたまるという考え方があります。そのため、「八月踊り」は収穫が終わった後に集落の皆でお祝いをする、一年で一番賑やかな一大行事であり、行事には豊作祈願が込められています。
「八月踊り」は、アラセツとシバサシという二つの期間にわたって行事が行われます。島唄と踊りの数は多く、その数、なんと今でも数十曲は残っているのだとか。「チヂン」という太鼓のリズムと三味線の音色に合わせて、男女が唄を交互に出しながら輪になって踊ります。テンポは最初はゆっくり、だんだん速くなって、終盤は手足がもつれるほどにまで盛り上がります。
【高倉のある宿 とは】
「伝泊 古民家」のうち奄美大島にある一棟。今ではあまり見かけなくなった伝統的な茅葺屋根の穀物貯蔵庫「高倉」がある一棟貸しの宿です。
宿の母屋は、築60年ほどの空き家を改修して宿泊施設として再利用しています。五右衛門風呂やかつての住民の落書きをあえてそのまま残していたり、今では再建できない伝統建築の構法を持つ古民家を宿として活用していたり。奄美大島の集落文化を継承するサスティナブルな取り組みの一環も宿の醍醐味として楽しめます。
■ 宿の楽しみ方①昔懐かしい五右衛門風呂を楽しむ
当宿には、昔懐かしい五右衛門風呂が残っています。深い風呂桶に疲れた体を沈めて、集落にあふれる音をゆっくり聞いてバスタイムを楽しんでみては。
■ 宿の楽しみ方②かつて暮らしていた島民の姿に思いを馳せる滞在
当宿の壁や柱には、かつて暮らしていた住民たちが書いた電話番号のメモや背比べの跡、落書きなどが残っています。そこに今でも暮らしているかのように息づく島民たちの姿や時間に思いを馳せて、ノスタルジックに過ごすのもおすすめです。
■ 宿の楽しみ方③伝統建築が今もなお残る文化遺産のような宿
「伝泊 古民家」の宿には、現在の建築の法律では再建することができない建築構法が今もなお残っています。高床やヒキモン構造、トタン屋根など、「奄美ならではの家」に暮らしているかのような滞在ができるのも「伝泊 古民家」の醍醐味の一つです。
【1日目】
・15:00 チェックイン
・16:00 集落住民が集うカフェ「アイリス」で休憩タイム
・17:00 島料理を作る食材セットで夕食を作る(事前予約可能です)
・18:30 伝泊と須野集落の八月踊り保存会による体験プログラム「八月踊り」
・22:30 体験終了
【2日目】
・08:00 宿から歩いて5分先の海へ散歩
・08:30 見晴らしのよい厳島神社へ散策
・10:00 チェックアウト
近年の少子高齢化や後継者不足、新型コロナウイルス感染症など様々な社会課題によって、長い年月をかけて受け継がれてきた行事や方言など集落文化の消失が危ぶまれています。伝泊は集落が直面する課題を受けて、集落文化の保存と継承を目的に宿泊施設の運営や集落住民と連携した体験プログラムの開発に、2016年設立から継続的に取り組んでいます。
奄美大島には約360もの集落があり、各集落によって方言や行事、島唄、生活習慣などその集落が有する集落文化は異なります。「八月踊り」も同様で、島唄や踊り、郷土料理など集落ごとに細やかな違いがあります。この360以上もの集落文化こそが奄美大島の宝であり、何百年と守られてきておりこの何気ない日常や風景を持続させること、そしてその魅力を世界中へ実感してもらうことこそ、私たちの重要な使命であり、挑戦だと思い、「八月踊り」の体験プログラムの開発に至りました。
・料金:①3〜9名まで:90,000円(税込)/②10名以上は①の料金に1名につき5,000円(税込)ずつ追加します。
※料金には飲み物・手作りの島料理込みが含まれます。
・所要時間:約1時間 18:30以降 開催
・参加方法:要予約です。下記URLより、体験希望日の2週間前までにご予約ください。
・URL:https://den-paku.com/activity/hachigatsuodori
伝泊 古民家とは、「伝統的・伝説的な建築と集落と文化」を次の時代に伝えるための一棟貸しタイプの宿泊施設です。奄美の風土に根ざす伝統建築を再生した宿で、集落が紡いできた物語にふれる滞在体験を提供します。2022年5月現在、奄美大島に8棟、加計呂麻島に2棟、徳之島に6棟の宿泊施設を展開しています。
~「高倉のある宿」は「伝泊 古民家」の一棟として運営をしています~
【高倉のある宿 概要】
・オープン年月:2016年7月
・住所:鹿児島県奄美市笠利町須野95(駐車場あり)
・部屋:一棟貸し・和室(禁煙)
・定員:1〜8名
・料金:素泊まり 11,000円~(2名1室利用時・1名あたり/税・サービス料込)
・チェックイン:15:00〜19:00
・チェックアウト:8:00〜10:00
・URL:https://den-paku.com/kominka/kominka_suno
伝泊は、「伝統的・伝説的な建築と集落文化」を次の時代に伝えるための宿泊施設です。3種類の宿泊施設『伝泊 古民家』『伝泊 奄美 ホテル』『伝泊 The Beachfront MIJORA』と複合施設『まーぐん広場』の運営を通じて、観光客と集落住民の交流を促進するまちづくりに取り組んでいます。
■「伝泊」公式WEBサイト https://den-paku.com/about-den
■「伝泊」まちづくりの取り組み紹介パンフレット https://onl.tw/uzkNpJ8
<本件に関する問い合わせ先>
・奄美イノベーション株式会社 広報課(担当:佐々木)
・TEL:0997-57-1708
・FAX:0997-57-1968
・MAIL:media@den-paku.com
※まずはメールにてお問合せください。