梅雨時期だけの奄美の魅力って?新たな奄美の楽しみ方を発掘!

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日中は半袖がちょうど良い、というくらい暖かい日が多くなってきた奄美大島。
5月に入り、雨も増えてきました。奄美大島は南国の離島というイメージが強いため、綺麗な海が大きな魅力の一つだと思います。そのため、これから始まる梅雨の時期になると、奄美を楽しめないと思ってる人は多いのではないでしょうか。

しかし、実は年間を通して雨が多い奄美大島。梅雨に限らず天気はコロコロ変わります。
そのため、晴れの日と雨の日で、また違った楽しみ方があるんです。そして観光ピーク時に比べると安価で旅行に行けてしまうのも、梅雨時期の奄美をおすすめしたい理由の一つ。
そんな梅雨だからこそ楽しめる奄美を探しに行きませんか?
この記事では、意外と知らない雨の日の奄美の楽しみ方や、梅雨ならではの奄美の楽しみ方3選をご紹介します!

意外と知らない奄美の気候

奄美の気候の特徴

奄美は亜熱帯海洋性の気候に加え、暖かい海に囲まれているため四季を通じて温暖多湿。
平均気温は、全国の年間平均15.5度に対し、奄美は20℃を超えます。

このような点から南国のイメージが強い奄美大島ですが、実は日照時間が短く、年間を通して雨が多いのが特徴です。日照時間で見てみると、年間の全国平均1,978時間に対して、奄美は1,332時間。日数に直すと約1ヵ月も雨や曇りの日が多いということになります。

そして山のように変わりやすい天気も奄美の特徴。
晴れ予報でも雨が降ったり、雨予報でも晴れていたり。はたまた、雨が降っていたのにトンネルを抜けたら晴れているなんてことは日常茶飯事。「山のように天気が変わりやすいと聞いていたけど、予想以上!」と驚かれることもしばしば。天気予報も奄美の天候の変化には追いつけません。

奄美の梅雨入り、梅雨明け

奄美の梅雨は、沖縄と同様本土よりおよそ1ヵ月程早くやってきます。
梅雨入りは平年は5月12日頃、梅雨明けは6月中旬頃です。6月の梅雨最盛期には、太平洋から暖かく湿った空気が流れ込み激しい雨が降ることもしばしば。しかしスコールのような降り方をするものの、1日中雨という日がずっと続くというわけではありません。
本当に天気が変わりやすいので、晴れ間が見えたらラッキー!と、天気の変化を楽しめるのもまた奄美の面白いところです。

どうせなら濡れに行く!梅雨ならではのマリンアクティビティ

梅雨のマリンアクティビティのメリット

マリンアクティビティをするなら晴れが良い、雨だとマリンアクティビティは楽しめないと不安になる方は多いのではないでしょうか。しかし、実は雨でも十分に楽しめます!

まず、水中の透明度。
水中の透明度は、雨で濁るというよりも風の影響に左右されます。そのため、強風ではない限り、雨の日の方が太陽光による水中の反射が少なく、より綺麗に海中が見えます。
また水温が高くなるので、むしろ水中の方が温かく快適なんてことも。
マリンアクティビティは濡れること前提なので、海の綺麗さや魚など水中の世界を楽しみたい場合は、観光シーズンよりも空いている時期の方が海やガイドさんを独り占めできるのも楽しみ方の一つかもしれません。

そして奄美の自然は、海だけではなくマングローブ原生林も大きな魅力の一つ。
マングローブカヌーも、ある程度の雨であれば問題なく楽しめます。雨の日のマングローブは、植物に雨が滴って輝きが増していたり、自然と一体になれる感覚が味わえたり、晴れの日とは見える景色が変わってまた綺麗です。

マリンアクティビティの注意点

マリンアクティビティは季節に関係なく自然相手のため、風に流されて気づかぬ間に沖まで流されていたり、風や波の影響で中止になる場合があります。そんな時は、これからお伝えする梅雨だからこその奄美の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。

梅雨ならではの奄美の楽しみ方3選

その1:奄美の自然に癒される

奄美大島は、自然と人が共に生きてきたことを象徴するように、手つかずの自然が残っています。
視線を上げると自然の緑が必ず目に入ると言えるほどです。

そんな緑が多い奄美には、梅雨の時期にあちこちに咲く白いお花がとても映えます。中でも奄美ではサネンと呼ばれる「月桃(げっとう)」の花が咲くのは梅雨頃で、雨に濡れてより綺麗さを増します。

もっと植物や生物を知りたいという方におすすめなのが、太古の世界に迷い込んだかのような巨大な植物や珍しい生き物、本土には生息していない固有種を楽しめる金作原のトレッキング。
雨の日の方がより綺麗という金作原は、ガイド無しでは入れません。

晴れていたら海やドライブに目がいきがちな中、景色に紛れている植物や奄美を象徴する植物に目を向ける、目にも心にも優しい時間の過ごし方も、また一味違った楽しみ方ではないでしょうか。

その2:お部屋の中で、自分へのご褒美を

お部屋での時間を楽しむ

梅雨時期は雨はつきもの。外に出ずに宿泊先でゆっくり時間を過ごすのも、旅行の醍醐味の一つ。
そんなお籠り旅行におすすめしたいのが、伝泊 The Beachfront MIJORA。

大きな一枚のガラス窓とハンギングチェアが印象的なヴィラ。
無駄なものを省いたシンプルな空間の中で、島の「自然」と対話する、ただただ、海と、音と、自然と向き合う静謐で禅的な時間。心を癒すゆったりとした時間が流れます。

そして夕食は、なかなか作ることのない島の郷土料理を作ってみる。
自然の雨音をBGMに、自分のペースで作ってゆっくり楽しむ。時間の制約が無い旅先だからこそ、自分だけの時間を過ごせるプライベート空間を楽しんでみては。

食事を楽しんだら、最後はバスタイム。
バスアメニティの香りに包まれて、自然を見つめながら身体を温める。
心も身体もリセットされるような、ゆったりとした時間をお過ごしください。

一日の終わりの就寝は、お部屋の特等席に位置するベッドへ。横になると目に映るのは、奄美の伝統建築をモチーフにした高倉の屋根。寝るときも自然の素材を目の前に、自然に包まれるようにすっと眠りに落ちる。

レストラン兼フロントの2 watersで島の食材を使用した朝食を食べて、チェックアウト。
ゆったりとした奄美での時間ともお別れです。
季節によって見せる顔を変える奄美に、是非また足を運んでいただけたら嬉しいです。

「伝泊 The Beachfront MIJORA」を見る


今年の4月末、伝泊初となるメゾネットタイプのスイートルーム「Exclusive Suite Villa」が誕生しました。

隣接するヴィラがない独立性の高いヴィラとなっており、上階では一面のガラス張り空間から奄美ブルーの海に望む開放的な空間を独り占め。
下階では、ビーチと同じ目線の石垣を設えたバスルームで、他では味わえないバスタイムをお過ごしいただけます。隣接するインフィニティープールが利用しやすくなるのもポイントの一つです。

ベットに横になると目に入るのは、天井に映る砂浜と海。
今までに経験したことのないくらい自然に包まれる、癒しの時間をお過ごしください。


奄美の食を楽しむ

お部屋の中での楽しみ方2つ目は、食です。
旅行をする楽しみの一つに、旅先の料理を挙げる方も多いと思います。
奄美には鶏飯、豚料理、山羊汁などなど、様々な郷土料理や家庭料理があります。ただ、「雨の中外に出るのは億劫だな…..」と思う方もいるのでは。
そんな方へご紹介したいのは、滞在しながら島の家庭料理を楽しんでいただける伝泊 The Beachfront MIJORA限定の「島のおばの島料理セット」。

おばのレシピと、とれたて野菜、「油ゾーメン」と「たまごおにぎり」を一度に楽しめる食材セットです。一食分のご飯を手軽に作れて調味料付きなので、スーパーで購入する食材の量を迷ったり、調味料や食材を余らせる心配なく楽しむことができます。

自然と対話できる空間も楽しみつつ、昔からしまんちゅ(島の人)に愛されてきた奄美の食も一緒に味わえる、奄美を満喫できる時間になること間違いなしです。

その3:他にも知りたい、奄美の郷土料理

夏時期に奄美へ旅行すると、マリンアクティビティが目的になりがちですが、この時期おすすめしたいのは郷土料理です。郷土料理は奄美旅行のメインになるイメージは薄いかもしれませんが、奄美には沢山の郷土料理があります。旅の時間に余裕ができる梅雨時期だからこそ、奄美の郷土料理の歴史を知りながら、食を楽しむ旅にしてみるのはいかがでしょうか。
今回は、郷土料理のほんの一部をご紹介します。

奄美と言えば「鶏飯(けいはん)」

奄美の料理と言えば「鶏飯」という程、有名で人気な一品。
具材をご飯にのせ、鶏から出汁をとったスープを、お茶漬けのようにかけて食べます。
かつて奄美が薩摩の統治下だった時代、非常に貴重だった鶏を余すことなく使い、役人たちをもてなす際に提供していたという。家庭によって出汁の味も乗せる具材も異なるため、お店をはしごして鶏飯の食べ比べをする人がいるくらい。是非、一番好きな鶏飯を見つけてみては。

昔から愛され続ける家庭料理、豚料理

奄美地域ではかつて黒い豚が食用に各家庭1頭ずつ飼われていたということもあり、昔から豚料理が多く作られてきました。塩豚(わんふね)、豚骨野菜、豚味噌、炒め物、焼き物など、全てを余すことなく食べられる料理があります。
正月料理やお祝い事にも出てくるくらい、奄美には欠かせない料理です。

黒糖を使った奄美のお菓子「ふくらかん」

ふくらかんは、”ふくれ菓子”とも呼ばれる、サトウキビが原料の黒糖を使った奄美のおやつ。
昔は豊作を願う祭りや農作業時の小腹満たしに食べられていたそうですが、現在は時期を問わず食べられ手ごろに購入できるので、お土産にも小腹満たしにも丁度いいサイズです。


さて今回は、梅雨の奄美大島の楽しみ方をご紹介しました。
夏のイメージが強い奄美大島ですが、夏以外にも楽しめる奄美の魅力は伝わりましたでしょうか?
この時期は観光客が多くないため、比較的店に入り易かったり、タイミングが良ければプライベートビーチかのように海を独り占めできたりと満喫できます。
それなのに、夏よりかなり安くで旅行できちゃうのは、かなりおトク!!

ぜひ奄美を楽しみにお越しの際は、豊かな自然との滞在を提供している「伝泊」で時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。あなたのお越しを、伝泊スタッフ一同楽しみにお待ちしております。