冬の奄美大島は寒い?11月〜2月の気温や気候、旅行時の服装、持ち物を解説!

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日没がはやくなり、朝と夜の冷え込みが強くなってきた奄美大島は、
昼間は夏、夜は冬がすぐそこまでやってきたかのようです。

奄美大島といえば、「南国の離島」というイメージから、あたたかい冬を想像する人も多くいます。
実は、冬の時期は月によって気温や天気、体感温度は異なり、本州よりもあたたかく感じる時期もあれば、北からの冷たい風が吹くことで体感温度が下がり、実際の気温より寒く感じる月もあります。

この記事では、「冬の奄美大島に旅行をしたい!」と考えている方に向けて、11〜2月の気温や気候を月別に分けて詳しく解説し、冬の奄美大島を楽しむためのぴったりの服装をご紹介します。
合わせて、冬の奄美大島に来たらぜひ訪れてほしい絶景スポット3選も紹介していきます。

冬の奄美大島は寒い?11月~2月の気温や気候は?

ここでは、冬の奄美大島の気温や気候を11月~2月の月ごとに解説します。
奄美大島の冬は月ごとに気温や日照時間、体感温度が異なるので、旅行する月の気温や気候をしっかり確認しておきましょう。

奄美大島の11月の気温・気候

気象庁:2021年11月の平均気温と降水量

11月は、最高気温が20℃を超えて、真夏の7月〜8月ほどではありませんが、あたたかく感じる日が多い時期です。
晴れの日は暑いと感じることもあり、半袖で過ごせる日もあります。曇りや雨の日は海風から寒さを感じるので、温度調節が柔軟にできるような服装がおすすめです。

また、台風のシーズンは過ぎているため天候がひどく荒れたり、航空便が欠航になったりすることはほとんどありません。しかし、降水量が179.0mmと同じ月の東京の倍ほどです。もともと降水量が多い地域のうえ、季節の変わり目ということもあるので、雨対策は万全にしておきましょう。

奄美大島の12月の気温・気候

気象庁:2021年12月の平均気温と降水量

12月ともなれば肌寒さを感じる日が増えてきます。防寒着も必要になります。
12月の降水量は1年のうちでもっとも少ないので、雨に邪魔されることなく旅行を楽しめる日も多くあります。
とはいえ、他の地域に比べると日照時間が短く、旅行の日程が曇りの日だったなんてことはよくあるので、少しでも晴れたら晴れ日和を楽しみましょう。年間降水量が多い奄美大島ではありますが、この時期は雨や悪天候に悩まされることなく、屋外のアクティビティを楽しむことができます!

奄美大島の1月の気温・気候

気象庁:2022年1月の平均気温と降水量

1月は日照時間が38.8時間と、月のほとんどが曇りです。月の中旬以降は奄美大島の冬特有の北風が吹くことで体感温度は低く感じます。ごくまれに霰(あられ)が降る日もあります。
また、1月からさとうきびの収穫がはじまるため、島のあちこちでさとうきびを詰んだトラックを見かけることができ、さとうきび刈り体験や、黒糖工場の製造見学など、島ならではの体験ができるのも魅力です。

奄美大島の2月の気温・気候

気象庁:2022年2月の平均気温と降水量

2月は、1月と日照時間がほぼ変わらない39.7時間と、曇りの日が続く時期です。
晴れの日は数えられるほどで、北風が強く吹き付け、強い寒さを感じます。
一段と北風の影響で冷え込むので、曇りの日、雨の日、風が強い日は、本土と同じくらいの寒さを感じることもあります。そのため、セーターやタートルネックなどのニットのほか、ジャンパーなど風よけになる上着を羽織ってしっかりと防寒・防風対策をしましょう。

寒く曇りが多い月ではありますが、この時期にしか出回らない希少な柑橘の果物「タンカン」を食べることができたり、日本で一番はじめに開花する桜「ヒガンサクラ」のお花見を楽しむことができたり、ホエールウォッチングを体験したり、この時期にしか楽しめない体験がたくさんあります。
「真夏の観光客が多い時期は避けたいけど、奄美大島らしい旅がしたい」という方には、とてもぴったりの時期です。

冬の奄美大島を旅行するなら何を持っていくべき?おすすめの服装や持ち物リストを解説!

ここでは、冬の奄美大島を旅行する際のおすすめの服装を11月~2月の月ごとに解説します。
あわせて、持ち物をチェックリストにまとめました。

奄美大島の旅におすすめの服装

(伝泊:イラスト)

11月:半袖+カーディガンorパーカー
日中は半袖でも十分ですが、朝夕はひんやりと冷え込むことも少なくありません。そのため、冷えるときを見越して長袖や羽織ものを1〜2枚用意しておきましょう。
また、冷たい北風が吹き始めるので、自然のアクティビティを楽しみたいと考えている方は、風よけになるジャンパーやパーカーなどを持っていくのもおすすめです。

12月:長袖+ジャケットやブルゾン
日によって半袖で過ごせる日もあるため、薄手のジャケットやブルゾンなど脱ぎ着しやすいものを1点と、他にも首元の防寒対策として薄手のストールなどを用意しておくと安心して過ごせます。

1月:ニット+ジャケットやブルゾン
年が明けたらニットの出番です。北風が強さを増すため、網目の大きいものではなく細かいものを着るとあたたかく過ごせます。また、海に出掛ける場合は、足元は波に濡れる可能性があるため、革系ではなくスニーカーの着用をおすすめします。

2月:ニット+厚手のコート
一段と冷え込みが増すため、厚手のコートを着てばっちり防寒対策をしましょう。また、ロングコートやロングスカートだと、強風や雨の日が多い奄美の冬には、身動きが取りづらいため、できれば腰の位置ほどの丈のコートやパンツスタイルがおすすめです。

奄美大島の旅におすすめの持ち物(チェックリスト付き)

旅先でどんなことをしようか、何を着ようか、などとあれこれ考えながらパッキング(荷造り)する旅前の時間も、旅の楽しみの一つですよね。
ぜひ、このチェックリストを活用して、旅の準備に役立てていただけたらと思います。

1 航空券
2 現金やクレジットカード
*現金でしか支払えないお店もあるので現金は十分に用意していきましょう。
3 携帯電話
4 カメラ
5 充電器・モバイルバッテリー
6 運転免許証・健康保険証
7 日焼け止め
8 常備薬
*12月は曇り空が多いため、頭痛が気になる方は頭痛薬の持参をおすすめします。
9 酔い止め
*ホエールウォッチングを体験する方は、酔い止めの持参をおすすめします。
10 マスク…日数分+予備
11 メガネ・コンタクトレンズ…日数分+予備
12 化粧品・スキンケア用品
13 レイングッズ(折りたたみ傘・レインコート)
14 着替え…日数分+1セット
15 防寒着(風を通さないもの)
16 ワクチン予防接種証明書
*接種回数によってイベントやプランに参加できる場合があります。

冬の奄美大島を楽しむ おすすめの絶景ポイント3つ

冬の絶景①あやまる岬×星空

あやまる岬は奄美大島の最北端に位置する奄美市笠利町の北東部にある奄美十景、新鹿児島百景にも選ばれた岬です。

奄美大島は豊かな自然にあふれていて、都会とは違い人工的な光があまりないことが特徴です。そのため、見たことないほどの満天の星が輝きます。
波音を聴きながら星空を眺めて、自然と対話するひとときをお過ごしください。

特に冬の空は空気が澄んでいて、星がはっきり見えます。ただ、満月の日は月の明かりが明るすぎて見えないので、新月またはその前後に訪れましょう。
晴れた日にはぜひ星空を見上げて、冬の大三角形を探してみてください。

<基本情報>
住所:〒894-0624 鹿児島県奄美市笠利町大字須野682
アクセス:奄美空港から車で約9分、名瀬から車で約50分

冬の絶景②用ビーチ×朝陽

奄美大島最北端の笠利岬にも近い用集落は、静かな場所に位置しています。
水平線から昇る朝陽の美しさに魅了されることでしょう。

<月ごとの日の出時間>
11月:6時30分頃
12月:7時00分頃
1月:7時15分頃
2月:7時10分頃

<基本情報>
住所:鹿児島県奄美市笠利町大字用
アクセス:奄美空港から車で約15分、名瀬から車で約55分

冬の絶景③須野ダム×一足お先に花見

須野集落のシンボルとして佇む須野ダムは、奄美市笠利地内で、最も有名なお花見スポットです。一般的に桜の季節と言えば春ですが、ここ奄美大島では桜は冬の風物詩なんです。ダムを囲う3kmにも及ぶ桜並木道に自然の中を散歩をしながら桜を堪能できます。

日本一の早咲桜と言われるヒカンザクラ(緋寒桜)は、梅のような濃いピンク色が特長です。1月後半から3月中旬まで長い期間楽しむことができます。

<基本情報>
住所:〒894-0624 鹿児島県奄美市笠利町大字須野2359
アクセス:奄美空港から車で約10分、名瀬から車で約50分

他にも奄美大島には冬ならではの見どころやアクティビティが沢山あります。
以下の記事で冬の奄美大島のアクティビティを紹介しています。
冬に奄美大島の旅行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

奄美大島の冬のアクティビティをみる

冬の奄美大島に癒されるなら おすすめの宿

①伝泊 古民家「高倉のある宿」

今ではあまり見かけなくなった伝統的な茅葺の高倉のある宿。
高倉の屋根の下にはテラスのようなくつろぎスペースがあり、食事やお茶をゆっくりと楽しめるのがなによりの魅力です。母屋も広々として風通しがよく、とても心地よい空間が広がっています。

また、今では珍しい五右衛門風呂の入浴をご体験いただけます。北風で冷えた身体を優しく温め、癒します。豊かな自然や心温かな島人と触れ合うひとときをお過ごしください。

「高倉のある宿」を見る

伝泊 The Beachfront MIJORA

すべての客室のテラスが白浜の浜辺に面していて、わずか5秒で目の前の波打ち際まで行くことができます。波と風の音をBGMに、色鮮やかな情景を眺めていると、部屋にいながらにして浜辺に佇んでいるかのような気分になります。朝日に反射する水面も、赤部色に染まる空も、満点の星空も、見渡す限りの世界が刻一刻と壮大に変化していく様子を楽しめ、奄美の美しい海に溶け込む「自然と対話」することができる宿です。

また、今年の3月にシアター付きの客室「コージースイートヴィラ」をオープンしました。
より充実した滞在を愉しんでいただけるように、既存施設にシアタールームを増設したプライベート感・リラックス感がより高まった客室です。

シアタールームでは、普段自宅では体験できない100インチもの大きな画面でダイナミックに映画をお愉しみいただけます。映画の物語の余韻に浸りながら、テラスから目の前に広がる海をぼーっと眺めたり、砂浜に下りて夕陽や星空を見ながら散歩したり…非日常のひとときをお過ごしいただけます。何もしない贅沢を味わう奄美の冬も、きっと特別な思い出を彩ってくれることでしょう。

「伝泊 The Beachfront MIJORA」を見る


さて、今回は、冬の奄美大島の気温や気候を月別に分けて詳しく解説しました!
夏のイメージが強い奄美大島ですが、冬でも魅力がたっぷりの観光地です。

島人との出会いや、豊かな自然との滞在を提供している「伝泊」で過ごしてみてみませんか?
あなたのお越しを伝泊スタッフ一同、楽しみにお待ちしております。