【イベント】まーぐん広場にてイベント「奄美の小正月 ナリムチづくりワークショップ」を開催しました| 2025年1月12日 |

,

奄美の小正月 ナリムチづくりワークショップ inまーぐん広場
イベントを開催！

 

2025年1月12日（日）、伝泊が運営する「まーぐん広場・赤木名」にて、「奄美の小正月 ナリムチづくりワークショップ 」を開催しました。
「奄美群島の伝統的・伝説的な集落文化と建物を次の時代に伝えるまちづくり」に取り組む伝泊として、奄美の文化の一つであるナリムチについて知り、そして楽しみながら体験していただきたいと思い、今回のワークショップを開催しました。

 

｜イベント内容

  • 奄美大島や徳之島で小正月（1月15日）の前日に行われる伝統行事「ナリムチ」に注目し開催した、参加無料の文化体験ワークショップ。
    白や赤、黄、緑に着色した餅を花に見立て、ブブ木の枝に飾り付けるナリムチづくり体験をまーぐん広場で行っていただきました。
    ナリムチがどういう意味合いの行事なのか紹介しながら、思い思いに飾り付けをしていただきました。また、つくったナリムチはご自宅や宿に飾っていただけるよう、お持ち帰りいただきました。
  • 日時：2025年1月12日(日)14:30〜16:00
  • 場所：まーぐん広場・赤木名（旧 スーパーさと）　住所：〒894-0511 鹿児島県奄美市笠利町大字里５０−２）

｜ナリムチについて

《ナリムチとは》
ナリムチは奄美大島や徳之島で小正月（1月15日）の前日に行われる伝統行事で、五穀豊穣や家内安全、長寿、商売繁盛を祈るために行われます。白や赤、黄、緑に着色した餅を花に見立て、ブブ木（リュウキュウエノキ）の枝に飾り付けます。これを神棚や床の間、仏壇、墓前などに飾り、家庭の繁栄や無病息災を願います。ナリムチは地域の新春の風物詩として多くの人々に親しまれている行事です。

《ナリムチの歴史》
ナリムチは、薩摩藩の時代に奄美大島に伝わったとされる風習で、「白金が木になる」という象徴的な意味を持ちます。これは物質的な幸福や繁栄を願う信仰に基づいています。また、ブブ木が切っても再び枝を伸ばす特性から、繁栄の象徴として使われます。旧暦ではこの日に瓜類の種をまくと実りが良くなるとされ、農業とも深く結びついていました。また、1月18日には飾った餅を縁起物として焼いたり、「ひっきゃげ」と呼ばれる料理にして食べる習慣もあります。

｜ご参加者様の声

イベントには、集落の方々やご宿泊のお客様、お子様から大人まで多くの方にご参加いただきました。ゆらい交流しながら、和気藹々と体験していただきました。

  • 名瀬のご夫婦（50~60代）
    「子どものころは遊びに行きたいのに親に強制的に作らされたという印象だったけど、大人になって改めてつくるとこだわりが出てきたり、面白みがあって良いわね。」
  • 笠利のご家族（お子様）
    「もっとお餅つけたい！」「楽しかった！」
  • 名瀬のご家族（30代）
    「奄美に越してきて知ってたけどやったことなかった。貴重な経験させてもらった。」（お母さん）
    「物足りない！もう一個作りたい！」（お子様）

｜イベントのアフタームービー

｜まーぐん広場・赤木名とは

奄美群島を中心に集落や島人との交流を提供する宿泊施設『伝泊』と合わせて展開される「まーぐん広場」は、2018年7月にグランドオープンいたしました。もともと、スーパーマーケットだった跡地を改修した「まーぐん広場」は、1階にレストランやショップ、高齢者施設、2階に宿泊施設やライブラリーを併設した複合施設。

当ブランドが提供するのは、「島の人との交わり」。
多機能なまーぐん広場には、観光客だけでなく、集落住民も集い、日々の暮らしで活用されています。高齢者施設に通う島のおじ、おばと広場で話したり、ショップやレストランを通じて集落文化やシマッチュ(島人)の魅力を知ったり、様々な交流の形を提供いたします。

●基本情報
住所:〒894-0511 鹿児島県奄美市笠利町里50-2
電話:0997-63-1910 (伝泊フロント/受付時間 9:00~17:00)
アクセス:奄美空港より車で約7分

「まーぐん食堂（現在カフェのみ営業中）」・物産&ギャラリー「奄美産マーケット」
営業日：月・火・水・金・土・日曜日
営業時間：10:00〜16:00

｜編集後記

「まーぐん広場・赤木名」は集落住民・観光客・高齢者・障がい者などが多種多様な理由で集まり、感じ、作り、
交流を活性化する中心地になるようにという願いを込めて名付けた複合施設です。

今後はより一層、集落の方にも観光客の方にもより気軽に立ち寄れる場所になるように努めます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
最後に、今回来場いただいた皆様、お忙しい中お越しいただきまして誠にありがとうございました。
スタッフ一同、またのご来店をお待ちしております。

 

伝泊（奄美イノベーション株式会社）