vol.09 春の海辺とお魚バーガー
しまぬ自慢, 奄美大島“Amami”はイタリア語で「私を愛して」という意味。
そう、奄美には愛さずにはいられない魅力が溢れています。
自然、食、人etc.、愛すべき奄美の魅力を島人の目線でお届けします。
年間平均気温が20℃と温暖な気候の奄美大島ですが、ずっと住んでいると体が慣れてしまうのか、やっぱり2月3月は寒いと感じる日々が続きます。
時折おとずれる小春日和に、ささやかな幸せを感じる今日この頃。
今回は、そんな島の小春日和にオススメしたい、笠利町・赤木名海岸のお散歩コースをご紹介します。
伝泊「港と夕陽の見える宿」からも近い赤木名海岸は、昔は奄美大島の「海の玄関口」として栄えた場所。
今は、漁船が出入りしている静かな港ですが、ひと昔前は、この港から小さな小舟を出し、沖で待つ大きな船に荷物や人をのせたりしていたそうです。
白く続くゆるやかな海岸線と、遠くに見える「赤木名立神」のフォルムが美しい、心落ち着く海岸です。
さっそく浜辺へ向かいたいところですが、まずは「散歩のお供」を探しに、赤木名漁港へ向かいましょう。
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vol.8 tiki coffee kakeroma と須子茂集落
しまぬ自慢, 加計呂麻島“Amami”はイタリア語で「私を愛して」という意味。
そう、奄美には愛さずにはいられない魅力が溢れています。
自然、食、人etc.、愛すべき奄美の魅力を島人の目線でお届けします。
tiki…
vol.7 昔ながらの塩づくり「ましゅ屋」
しまぬ自慢, 徳之島“Amami”はイタリア語で「私を愛して」という意味。
そう、奄美には愛さずにはいられない魅力が溢れています。
自然、食、人etc.、愛すべき奄美の魅力を島人の目線でお届けします。
昔ながらの塩づくり「ましゅ屋」
今回、徳之島からは昔ながらの製法でましゅ焚き(塩焚き)をされている「ましゅ屋」をご紹介します。
ましゅ屋がある、とうばる集落では、20年前まで各家庭で塩を作っていたそうで、
ましゅ屋ではその作り方をそのまま続けており、現在でも近くの海から海水を汲み上げてきて作っているそうです。
今回、ご両親からましゅ屋を継いで、現在はお一人で塩づくりをされている水本さんにお話を伺いました。
海水は近くの「みやとばる」という場所へ行き、この場所特有のくぼみに溜まっている海水を汲み上げます。
雨が降ってしまうと濃度が薄くなってしまうため、何日も晴れた日が続いたときに、濃度の濃くなった海水を汲みます。
夏の晴れた日には、水分がとんで、くぼみの縁は、塩で真っ白になるそう。
「そういう時が、一番良い塩がとれるんだよ。その塩は本当においしい。なかなか毎年は取れない。」
と語る水本さん。昔は、1年間で使う塩を夏の間に作っていたそうです。
みやとばるには、昔の塩づくり跡が残っています。
海水を汲んできて、ここで焚いていたそう。
かなり黒くなっているので、長年使われていたように見えます。
それでは、「ましゅ屋」の工場へ。
大きな釜へ海水を入れ、薪を燃やします。薪は海で拾ってきた流木や廃材を使っているそうで、周りの知り合いが持ってきてくれるそうです。
800ℓ~900ℓの海水を釜に。この量で冬場だと15㎏、夏場だとその4倍の60㎏の塩がとれるそうです。
火が燃え始めると、煙が室内に充満します。
時期にもよりますが、沸騰するまでに1~2時間程度かかります。
塩づくりは2日間かかります。
その間、火は消さず、ずっと燃やし続けます。
ここから数時間煮詰め、水位が釜の半分になったら、また海水を入れ、煮詰めます。
この作業後、海水がなくなったら、塩が出来上がります。
その間は、薪を燃やしたり丁寧にアクを取ったりします。
基本的に昔は、1年間で使う塩を夏の間に作っていたそうですが、今は商品にしているため、通年で作っています。
しかし、味は夏の方がおいしいため、冬の塩より夏の塩の方が高価とのこと。
粗めの塩で、なめると少し甘みが感じられます。
「この味に慣れちゃうと、他の塩は食べられない。」と言う水本さん。
小さい頃からこの味が普通だと思っていたから、他の塩で作った漬物を食べたとき、しょっぱいと感じたそう。。。
サンゴのミネラルを多く含む塩。是非お試しください!!
また、ましゅ屋では塩づくりの体験も通年で受けているそうなので、徳之島にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
ましゅ屋
■住所
鹿児島県大島郡伊仙町犬田布1289
■電話番号
0997-86-9341
※体験は要予約
■定休日
不定休
【プロフィール】…