【プレスリリース】 奄美の自然と文化を堪能できる客室 「ツムギ スイート ヴィラ(Tsumugi Suite Villa)」が新たに誕生!~大島紬 × アート × アップサイクル~

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奄美群島で宿泊施設の運営を通してまちづくりに取り組む「伝泊」(本社:奄美イノベーション株式会社 鹿児島県奄美市 / 代表取締役社長:山下保博)は、この度「伝泊 The Beachfront MIJORA」において20棟目となる新たな客室「ツムギ スイート ヴィラ(Tsumugi Suite Villa)」の販売を開始いたしました。

「伝泊 The Beachfront MIJORA」は、「島の自然と対話する」をコンセプトに、奄美の大自然を通じて日常の喧騒を忘れ、心を整える宿泊体験を提供しているリトリートヴィラです。今回新たに誕生した「ツムギ スイート ヴィラ(Tsumugi Suite Villa)」の「ツムギ」は、奄美大島で約1300年受け継がれてきた伝統工芸「大島紬」を表しています。今回は、奄美大島で8代続く大島紬の織元・元 允謙氏と創業60年以上続く大島紬の織元・南 晋吾氏とともに、大島紬の魅力を再編集し客室に仕立てることで、奄美の自然に抱かれる唯一無二の独創的な空間が誕生しました。
この活動は、大島紬をはじめとする奄美の伝統工芸を次の時代へと伝える伝泊の取り組みの一つでもあります。
横幅10mを超えるワイドな窓から見渡せる美しい海、大島紬が織りなす文化的で独創的なアート空間に包まれて、心ほぐれるひとときをお過ごしいただけます。

|「伝泊 The Beachfront MIJORA」とは

 2019年7月に誕生した高級ヴィラリトリート「伝泊 The Beachfront MIJORA」は、伝泊が展開する4つ目の宿泊施設です。伝泊 The Beachfront MIJORAのコンセプトは「島の自然と対話する」。奄美で入手可能な最大サイズのガラス窓に映る景色は、眼前に広がる、刻一刻と移り変わる海や空の表情をまるで一枚の絵のように切り取ります。また、奄美の伝統建築「高倉」をイメージした焼杉の屋根も特徴的。日常の喧騒を忘れて目の前の自然と向き合う、静謐で禅的な時間を過ごす宿泊体験を提供しています。

|ワンランク上の滞在が楽しめる新たな「ツムギ スイート ヴィラ(Tsumugi Suite Villa)」とは

 

新たに誕生した「ツムギ スイート ヴィラ(Tsumugi Suite Villa)」は、伝泊 The Beachfront MIJORAの中で最も広い86平米となっており、4名様までご宿泊いただけるスイートヴィラです。「大島紬×アート×アップサイクル」をテーマとするこのヴィラには、世界三大織物と呼ばれ、1300年もの歴史をもつ奄美大島の伝統工芸品「大島紬をアップサイクルした素材が随所に散りばめられています。伝統を未来に紡ぐ「伝泊」らしい、独創的なアート空間です。

「ツムギ スイート ヴィラ」は、他の棟から道路を挟んだ建物の二階に位置しているため、幅10Mを超えるガラス窓から、七色に変化する海を見渡すことができます。奄美の海をイメージした波のようにたゆたう有機的な屋根は、琉球ガラスに照らされることでより存在感を放ち、まるで海の中から水面を眺めているような幻想的な体験ができます。奄美にまつわる本が並ぶミニライブラリーから選んだ本を片手に、室内に設置されたエッグチェアに揺られながら、文化的な癒しの時間を提供いたします。

 

特徴1:大島紬をアップサイクルした「奄美布」を纏った、世界に一つの和室


白大島紬用の白絹糸をタテ糸に、5mmに裂いた9枚の白大島紬と、白銀糸、泥染金糸をヨコ糸に使用し織り上げた特注の「奄美布」を、伝泊でディレクションし壁紙に使用しています。

白を基調としつつも光の当たり方でキラキラと変化するため、時間の経過をも愉しめる特別な空間です。

 

大島紬をアップサイクルした「奄美布」とは

奄美大島の伝統工芸品である「大島紬」は、日本全国で広がる着物離れと同様に着る機会が失われてしまいまいした。そんな中、「新しい時代の中でもずっと愛し続けられてほしい」という想いで元 允謙氏により開発されたのが「奄美布(あまみふ)」です。古い大島紬の生地を裂き、ヨコ糸として新しい生地を織っていく裂き織りという技法を活用しています。伝統の道具を使用することから奄美の職人に仕事を与えることもでき、伝統技術の継承の一助にもなる革新的な織物です。

 

特徴2:「白大島紬」を一挙に味わいながら寛ぐバスルーム

 

大島紬の生地と特殊コーティングを施したガラスで製作されたタイルを壁一面に敷き詰めた、世界で一つしかない浴室。タイルに使用されている6種類の大島紬は「白大島紬」と呼ばれ、カラフルな色が擦り込まれた絣糸と白い無地糸を組み合わせて織り上げられています。

大島紬の新しい魅力を感じられる、寛ぎのバスタイムを提供します。

 

 

特徴3:独自の空間を醸す、客室に散りばめられた「大島紬」

 

まず初めに出会うのは、泥染めされた玄関扉の取手。
そして奥行のある廊下の壁には、アップサイクルした大島紬や奄美の自然を表現したアート作品が並びます。

その他にも文化的で上質な要素がシックに散りばめられた客室は、奄美の伝統と革新を感じられる世界で一つの空間です。

 

 

●元 允謙氏(有限会社 はじめ商事・代表取締役)について

奄美大島の有屋集落で8代続く大島紬の織元・元 允謙(はじめ ただあき)氏。
2018年に代表を引き継ぎ、大島紬の製造だけでなく「
奄美布」や「クリスタル大島紬」など、伝統の技術や道具を用いた様々な物作りに取り組んでいます。
「奄美布」は2022年に特別仕様のフェラーリのシートに採用されるなど、アップサイクルな物作りへの評価が、国内外で高まっています。

はじめ商事の公式HP:https://hajimeshoji.com/hajime-story/

 

●南 晋吾氏(株式会社 夢おりの郷・代表取締役)について


「伝統とは常に新しい挑戦の積み重ね」をモットーに、新しい大島紬を作り続ける織元・南 晋吾(みなみ しんご)氏。図案作成から機織りまでの
全工程を自社で行う奄美唯一の施設を運営する傍ら、本場奄美大島紬NEXTプロジェクトのリーダーや本場奄美大島紬販売組合副理事長を務めるなど、大島紬の産業を支えています。

夢おりの郷の公式HP:https://www.yumeorinosato.com/
本場奄美大島紬NEXTプロジェクト:https://ohshimatsumuginextproject.com/

 

●「大島紬」再構築プロジェクトについて

「伝泊」の代表を務める山下保博を筆頭に、奄美大島の大島紬の職人や様々な分野のエキスパートと共に、大島紬の産業を次の時代に伝える取り組みを行うプロジェクト。伝統的な大島紬の高付加価値化や新しい大島紬の可能性を見出すことで、後継者不足の解消による技術継承を目的として活動しています。

●伝泊について

 4種類の宿泊施設『伝泊 古民家』『伝泊 奄美 ホテル』『伝泊 ドミトリー&ランドリー』『伝泊 The Beachfront MIJORA』からなり、集落住民と観光客との交流を促進するまちづくりを行っています。
奄美大島には豊かな自然や生態系が育まれており、2021年には世界自然遺産に登録されました。同様に、様々な歴史的背景の中で
「しま」(集落)ごとに異なる約360の集落文化が何百年も継承されてきたことも、世界に誇る貴重な文化資源です。私たちはそれらを「奄美の宝」と捉え、守りたい、未来へ伝えていきたいという想いから、2016年に「伝泊」をスタートさせました。現在、奄美大島・徳之島・加計呂麻島の3島に42棟 52室の宿泊施設を展開しています。 

公式HP:http://den-paku.com/
伝泊が行うまちづくり:https://www.machizukuri.yamashita-yasuhiro.net/


<本件に関する問い合わせ先>
奄美イノベーション株式会社 広報課(担当:永嶋)

TEL:0997-57-1708
FAX:0997-57-1968
MAIL:media@den-paku.com