vol.18 島豚も島の魚も島の野菜も何でもそろう。加計呂麻島のいっちゃむん市場

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”Amami”はイタリア語で「私を愛して」という意味。 そう、奄美には愛さずにはいられない魅力が溢れています。 自然、食、人etc.、愛すべき奄美の魅力を島人の目線でお届けします。

伝泊『しまぬ自慢』をご覧の皆さま、こんにちは。加計呂麻島在住の三谷晶子です。
さて、今日は、加計呂麻島のものなら何でもそろう、『加計呂麻島のいっちゃむん市場』のことを紹介したいと思います。

加計呂麻島は、奄美大島より船で20分ほどの「離島の中の離島」。
訪れる人が口をそろえて言うのが「予想以上に何もない」というひとこと。

私としては「何もないけれどすべてがある島」だと加計呂麻島のことを思っているのですが、伝泊「海見る屋根の宿」や「リリーの家」などの食事つきではない宿に泊まる際、加計呂麻島内で予想以上に買い物ができないのは、たしかにお困りになるでしょう。

そんな時、頼りになるのが『加計呂麻島のいっちゃむん市場』。

島内産の野菜、島豚、島の魚介類、加工品、お土産などなんでも揃う市場です。


島ならではの野菜、青パパイヤや長命草、島かぼちゃなどがずらりと。


島バナナは房ごと売っているワイルドさ。


島の魚の刺身も手に入ります。



お土産も充実。加計呂麻島に住む人々が作る、自然布のストールやシェルや蔓を使ったアクセサリーも。

加計呂麻島の美しい海水から作られた海塩もおすすめ!
と、加計呂麻島のものならば何でも揃うお店なのです。

2015年にこちらがオープンするまでは、加計呂麻島には島内にぽつぽつと日用品を買える商店がある程度で、
生鮮食料品を買えるお店がほとんどありませんでした。

島で作られた野菜や魚介類が食べたいと言っても、島内ではそれらが売っていなかったのです。
島で暮らしていると、おすそ分けやお呼ばれの席で、島の野菜や魚介をいただく機会は豊富にあるのですが、
訪れた方にはなかなかその機会がありません。

ですが、『加計呂麻島のいっちゃむん市場』ができたことにより、観光の方も島の食材を手に取る機会が増えました。

観光の方から島在住者まで、いつも賑わう『加計呂麻島のいっちゃむん市場』。
島の野菜や魚介類は、外から来た方には見ているだけでも珍しく楽しいはず。

伝泊「海見る屋根の宿」からは車で20分程度、「リリーの家」からは車で40分程度。
加計呂麻島のふたつの港のひとつ、瀬相港近くとアクセスのいい場所に『加計呂麻島のいっちゃむん市場』はあります。

観光スポットを巡るだけではなく、現地の暮らしや食生活を感じることも旅の醍醐味のひとつ。
島ならではの野菜の調理法も市場の方が教えてくれるので、ぜひとも行ってみてくださいませ。

加計呂麻島のいっちゃむん市場
住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町瀬相742-39
電話:0997-75-0290
営業時間:8:30~18:00
定休日:年始・旧盆


【プロフィール】 作家、ILAND identityプロデューサー。著作に『ろくでなし6TEEN』(小学館)、『腹黒い11人の女』(yours-store)。短編小説『こうげ帖』、『海の上に浮かぶ森のような島は』。2013年、奄美群島・加計呂麻島に移住。小説・コラムの執筆活動をしつつ、2015年加計呂麻島をテーマとしたアパレルブランド、ILAND identityを開始。
三谷晶子 Ameba Ownds https://akikomitani.amebaownd.com/
ILAND identity https://iland-identity.jp/

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