vol.6 加計呂麻島での、食とお酒の楽しみ方

“Amami”はイタリア語で「私を愛して」という意味。
そう、奄美には愛さずにはいられない魅力が溢れています。
自然、食、人etc.、愛すべき奄美の魅力を島人の目線でお届けします。

 

伝泊 しまぬ自慢をご覧の皆さん、こんにちは。
加計呂麻島在住の作家、三谷晶子です。

前回は加計呂麻島の海の楽しみ方をお伝えしました。
今回は、奄美群島でしか作ることができない黒糖焼酎の話及び、加計呂麻島での食とお酒の楽しみ方のお話しをしたいと思います。

黒糖焼酎は純黒砂糖と米麹からなる焼酎で、原料は黒糖ですが、糖質ゼロの焼酎。奄美群島でのみ作られるお酒です。

多種多様な銘柄があり、続々と新しい焼酎もデビューしていて、現在、注目されている黒糖焼酎。

その黒糖焼酎の取扱い件数が日本一のお店『瀬戸内酒販』が、私が住む瀬戸内町の古仁屋にあります。

瀬戸内酒販は加計呂麻島に行く海上タクシー乗り場のすぐ近くにあります。

「奄美の黒糖焼酎は全部ある」と頼もしいお言葉の看板。

古仁屋は、加計呂麻島から船で20分ほど。瀬戸内町一番の都会の町です。
加計呂麻島には日用雑貨を取り扱う小さな商店がいくつかと、地元の生鮮食料品を扱う市場がありますが、簡単に食料品が手に入る場所ではありません。離島からさらに離島へ、という場所ですので、どうしても加計呂麻島内で手に入る食材は限られてきます。

ですので、加計呂麻島の人びとの買い物といったら、ほとんどが古仁屋です。

その古仁屋のスーパーやコンビニ、そして、加計呂麻島に渡る海上タクシー乗り場のすぐ近くに、瀬戸内酒販はあります。

こちらが『瀬戸内酒販』入り口。この扉をくぐれば、美味しいものがたくさん。

黒糖焼酎はもちろんのこと、ワインやチーズ、生ハムやオリーブ、奄美の美味しいものから、日本中、世界の美味しいものがたくさん揃うお店です。

こちらの左手の棚が試飲OKな黒糖焼酎。実に魅惑的です。

こちらが試飲ブース。お店の方に声をかけると、水とグラスを持ってきてくださいます。

ちなみに、瀬戸内酒販では黒糖焼酎は試飲がOK!
さまざまな銘柄の焼酎の中からお好みのものを探すことができますよ。

わが家に常備している喜界島の花良治ラー油と花良治胡麻。

焼酎以外で個人的におすすめなのは、喜界島産の花良治胡麻ラー油。喜界島でしか作れない花良治みかんの皮がたっぷり入ったラー油は、お豆腐にかけたり、そのままご飯にかけてもおいしい一品です。
また、同じシリーズの花良治胡麻もおすすめ。こちらもご飯にそのままでも、麺類に薬味として振りかけても、とてもおいしい! 軽いので、お土産にもおすすめです。

清澄白河の『チーズのこえ』のチーズが冷蔵ケースにはずらり。

『Artichoke chocolate』のチョコレートは、カカオの産地により味がそれぞれ異なり、何度食べても飽きません。

観光でいらした方が、「まさか、ここで取り扱っているなんて!」と驚くのは、東京・清澄白河の『チーズのこえ』のチーズと、同じく清澄白河のチョコレートショップ『Artichoke chocolate』のチョコレート。

『チーズのこえ』のチーズは、私が東京に行った時にお店にお伺いして、すごく美味しそうなので食べたかったのだけれど、なにせ旅先なので冷蔵品は購入できず……。
その日は店頭でソフトクリームを食べ、日持ちするクラッカーを購入して「いつかはチーズも食べたいなあ」と思っていたら、たまたま『チーズのこえ』の代表の方が私が住む加計呂麻島に遊びにいらっしゃることに。そして、その時、『Artichoke chocolate』の代表の方もご一緒だったのです。

古仁屋でご一行と合流し、皆さまを瀬戸内酒販にお連れすると、『チーズのこえ』代表の方がオーナーご夫妻の黒糖焼酎の解説を聞くうちに意気投合し、後に取り扱いが決定。さらに、その後『Artichoke chocolate』のチョコレートの取り扱いも始まりました。

ちなみに、『Artichoke chocolate』の代表の方は、奄美・加計呂麻島でのカカオ栽培の可能性を探る目的もあってのご滞在。

それからのご縁で、これから、奄美群島・徳之島のラム酒『ルリカケス』を使ったラムレーズンが入った生チョコ、加計呂麻島産の黒糖を使った生チョコ2種類を瀬戸内酒販で取り扱うことに。

また、現在、奄美・加計呂麻島では『Artichoke chocolate』から託されたカカオを育てているメンバーが複数います。日本では、現状、気象条件などの問題でなかなか難しいカカオ栽培ですが、さまざまなメンバーが試行錯誤しながら「いつか、奄美・加計呂麻島産のカカオを!」と奮闘している最中です。
いつかは、奄美・加計呂麻島産のカカオで作られたチョコレートが、瀬戸内酒販の店頭に並ぶかもしれません。
そう思うだけで胸がときめいて、「夢はいろんな形で叶うし、広がるものだなあ」と瀬戸内酒販の棚の前でひとりしみじみしてしまいます。

日本産のワインをメインにリーズナブルなものからなかなかお目にかかれないワインもずらり。

瀬戸内酒販は、ワインや日本酒の品ぞろえも豊富。
加計呂麻島在住だと、お祝いの席や集落の集まりなどで、黒糖焼酎を飲む機会がとにかく多いもの。
たまには違うものが飲みたい、と思う時、こうして各地の美味しい物を揃えてくれている瀬戸内酒販は、私のハートをがっちりつかんで離さない存在です。

加計呂麻島で作っているお塩も。

加計呂麻島産の果実を使ったコンフィチュールやはちみつを取り扱う『かけろまの森marsa』のお品も。

黒糖焼酎のラベルのデザインの手ぬぐいもおすすめ!

加計呂麻島に行く時は古仁屋の瀬戸内酒販でお買い物をしてから行くと、旅がより楽しくなりますよ。

次回は、加計呂麻島に最近オープンしたカフェのことを話そうと思います。

【プロフィール】
作家、ILAND identityプロデューサー。著作に『ろくでなし6TEEN』(小学館)、『腹黒い11人の女』(yours-store)。短編小説『こうげ帖』、『海の上に浮かぶ森のような島は』。2013年、奄美群島・加計呂麻島に移住。小説・コラムの執筆活動をしつつ、2015年加計呂麻島をテーマとしたアパレルブランド、ILAND identityを開始。

三谷晶子 Ameba Ownds
https://akikomitani.amebaownd.com/

ILAND identity
http://iland-identity.jp/


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